県連盟の強化稽古会について

公開日 2020年06月15日

剣道を愛する皆さん、コロナ対策の中、いかがお過ごしでしょうか?

お見舞い申し上げます。

さて、現在、どうにか剣道再開というところまで辿り着きましたが、再開するにはちょっと最悪な時期となっています。

湿度と急激な気温の上昇のこの季節、例年でも熱中症で大変な時期です。

コロナウイルス対策、熱中症対策、そしてマスク着用による酸欠障害対策などなど、気を使う部分が多く伴っています。

剣道をする方も、老若男女、健康状態、基礎体力、基礎疾患等個人ベースに違いがあります。

現在、全剣連の稽古再開対策(エチケット)として、

1 剣道マスク

2 マウスシールド

3 アイシールド

の3点セットが示されていますが、上記危険度も潜んでいますので、どうか開始にあたっては、

⚫ 慎重に体力を慣らしていく

⚫ 運動強度を考える

⚫ 運動時間を考える

⚫ マスクも工夫を凝らす

等々、全剣連等のガイドラインを十分熟慮して、指導者、実施者の冷静な判断をお願いいたします。

以上のことから、

連盟が主催する強化稽古会(木曜日、午後7時、中央武道館)は、もうしばらくの間、開催を見合わせたいと考えています。

現在の剣道は、勝負、勝負と、相手に勝つこと、相手をいかに打つかということばかりが取り立たされ、そうした稽古が中心になっています。

しかしながら、実は自分の方に目を向けることこそ剣道では重要なことであり、自己の充実、まとまりといったものが、自分の技を高め、相手に通じるようになっていきます。

自分の剣道と向き合って、姿勢、構え、振り、気、そして気剣体一致と自分の中へ中へ集中していく稽古、、、。

思い切ってやれるようになった時、それを試す楽しみを思い浮かべながら一人稽古を積み重ねる!

思い切りできないこの期間を嘆くより、あの期間があったからこそ今があると、自分を振り返れるような取り組みを、是非ともご一考ください。

稽古を安全に再開しながら、無理をせず、今できることを!

剣道はやっぱりいい!豊穣する剣道を再確認する時かも知れません。

              強化委員長 拝